今日は、過去の記事(2022年6月22日)を加筆修正して再投稿させていただきます。
次の記事で書きたいことがあり、その前にこちらの記事を先に読んでいただけたら大変嬉しく思います。
以下、「体験談・海外在住者が受けてきた人種差別」です。
本日は、ニュージーランド在住18年目の私がこれまで受けてきた人種差別について、ご紹介していきたいと思います。
コロナの影響で、アジア人に対するヘイトクライムが世界中で増加しましたが、今に始まったことではありませんでした。
人種差別は、見た目だけで自分という存在を全否定される非常に悲しい行為。
でも、私は絶対に屈しませんでした(これからも絶対に負けません)。
それでは、この18年間で経験した人種差別ワースト6です。
エアガンで撃たれる
これは、ニュージーランドに移住してきたばかりの頃の話です。
仕事が終わり、お昼過ぎの帰宅途中の住宅街で起こりました。
歩いていると、後ろから若者達が乗ったガヤガヤして騒がしい車が近づいてきてるなと思ったんです。
その瞬間、肩からぶら下げていたカバンに何か小さいものが勢いよく飛んできて、それが跳ね返って自分の肘に当たりました。
痛っ〜!
とっさに、彼らが私めがけてエアガンで撃ってきたのだと思い、追っかけて車の登録ナンバーを控えようかと思ったのですが、彼らは猛スピード出して逃げていきました(まだスマホは持っていなかった)。
そのまま警察に向かい状況を説明したのですが、私の前にも韓国人の女の子が同じように撃たれたと教えてくれました。
結局、その後、警察から何も連絡がなく逮捕には至りませんでしたが・・・
くっ、悔しい!!!
もし違う部所を撃たれていたら・・・と思うとゾッとする体験でした。
チンパンジーは帰れ
海外に行ったことのある方の話を伺うと、道路を歩いている時に、通りすがりの車に何か差別的な言葉を投げかけられるのは、結構多いようです。
これも若い少年達が乗った車から突然、「チンパンジー!お前の国に帰れ!」と言われました。
本当に、一瞬のことですからね。頭の中真っ白でしたよ。
何にもできませんでした。
くっ、悔しい!(2回目)
後は、罵り言葉を通りすがりに言われたこともありますね。
あなた透明人間なの?
これもニュージーランドに移住してからすぐの話。
元夫(ニュージーランド人)の友人達が集まっていたパーティーに参加した時のことです。
夜10時に仕事が終わり疲れ切っていた私は、嫌々ながら参加したのですが、もう皆さんはお酒を飲んで盛り上がっていました。
そこにポッと日本人の私が一人加わり、ただひたすらニコニコ笑顔を作っていると、気の強そうな女性に、
「あなた、透明人間なの?存在してないでしょ?」って言われて、ショックを受けました。
彼女は、私が全く英語を理解していないと思って、ベラベラと酷いことを言ってきたと思うのですが、私はそのまま英語がわからないふりをして聞いていました。
自分の母国語ではない言葉で、現地の人達と意思疎通をするのが難しいという経験をしたことがない人なのかな・・・。
くっ、悔しい!(3回目、しつこい)
接客態度が豹変
これもよくある人種差別ですが、同じ人種のお客さんには愛想が良くフレンドリーに接客しているのですが、特定の人種の人には無表情、あたかもそこにいないように接客することです。
あるお店に一人で入ると、挨拶もされず、完全に無視されるのですが、ニュージーランド人の夫とお店に入ると、その同じ店員さんは超フレンドリーで、えっ?同一人物?何?って思うこと。
またスーパーのレジ係の方が、私の前までのお客さんには超フレンドリーなのですが、私の番になると、無愛想、買った商品を袋に乱暴に投げ入れるなどあからさまな態度。
私はこういう場合、その人のレジに行くのはやめたり、その人が働いている時間帯は行かなかったり、スーパーを変えたり、色々な作戦を練って対応しています。
昔の友人(日本人女性)はスーパーの店長さんに苦情を入れ、そのレジ係の人に直接謝らせたと聞きました(その友人、根性あるなと思った、笑)。
火が付いた薪を投げられる
パーティーに参加していた元夫を迎えに行った時の話です。
彼が参加していたパーティーのお隣でも、別のパーティーが開催されていました。
私が彼のパーティー会場へ歩いていた時、その横のパーティー会場から「ハロー!」とわざとアジア人英語の真似をした発音で叫ばれ、立ち止まった私めがけて、火が付いた薪を投げてきました。
あっ、危ない!
私に当たる寸前でした。
そのパーティー会場に反撃しにいこうかと思った私ですが、元夫に止められました・・・汗。
まっ、逆に危なかったので、行かなくて良かったですけどね。
酔っ払いを相手にしてもしょうがないですしね。
息子の学校
息子が通う学校の先生やお友達、お友達のママにも、人種差別的な人がいます。
こちらが目の前で挨拶しているのに全く無視をしてくる先生(ハーフの息子には普通に接しています)、わざとアジア人英語の発音で挨拶してくる息子のお友達やママ達。
初めはショックでしたけど、こんなもんかと思うようになりました。
慣れはしないですけどね。
不快な気持ちは不快ですから。
18年も住んでいると、初対面の第一印象で「この人は人種差別する人だな」というのが大体わかります。
その人の「目」に憎しみ、怒りが見えるんですよね。
世界は広い
他にも友人から伺った話では、卵を投げられた、後ろから頭を叩かれたなどもありました。
本当に酷い話です。
それでも、私がニュージーランドにいるのは、人種差別をする人は一部の人達、他にもっと素晴らしい方々が大勢いることを知っているからです。
世界は狭いようで広い。広いようで狭い。

今回、この体験談を世界のどこかで読んでくださった方が、「私も人種差別に屈せず生きていくぞ〜!」と思って下されば、嬉しいです。
透き通った心を持っている方は大勢いるので、負けないで下さいね。
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また!
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