父二人、の息子が過ごした今年の父の日

NZライフ

11歳の息子には二人の父親、一人は血の繋がっている父(元夫)と、もう一人は血の繋がっていない父(再婚相手)がいます。

私が再婚相手に出会った当時、赤ん坊だった息子に物心がついた頃には、既に再婚相手の存在がありました。(元夫からの長年のDVとモラハラから脱却するために、息子が9ヶ月の頃、離婚しました。)

息子は小さいときから、二人を「お父さん(dad、step-dad)」とは呼ばず、名前で呼んでいます。

元夫も同じように、実の両親を名前で呼んでいるので、元夫にとっては、名前で呼ばれることに何の抵抗もなかったよう。

ただ、前に「再婚相手はStep dadになるよ」と私の母に説明した時、「なんかわざわざStepつけなくてもよくない?Special にしたら?」と言うので、

その日から再婚相手は、息子のSpecial dadになりました。

それ以降、我が家ではStep dadを使うときは、公の場だけです。(以下、再婚相手はSDと省略して書きます。SDメモリーカードみたいですが、笑)

先々週の日曜日、ニュージーランドは父の日でした。母の日は、日本と同じなのに、父の日だけは違います。なんで?わからなーい。

元夫と私は共同親権で育児をしているので、息子はお互いの間を約11年も行き来していることになります。

その年によって、息子が元夫の家にいる日か、私の家にいる日か違ってくるので、毎年違う父の日を過ごしています。

今年は、私の家にいる日でした。

本当なら、元夫を誘って4人で、近くのレストランで一緒にお祝いをする予定でしたが、その前に体調を崩した元夫。

ゴホゴホと物凄い咳をしているので「こりゃあ無理だな」ということで、別の日にお祝いすることにしました。

それでは、父二人、の息子が過ごした2022年の父の日です。

うるうるうる

お祝いごとに、手作りカードを作るのが息子の仕事。

その日も前日から、SDに見つからないようにと、こそこそカードを作っていました。(息子の勉強机は、リビングにあります)

キッチンにいる私に、何度も何度も途中経過のカードを見せに来てくれる息子。まだまだヒゲも生えてないし、声変わりもしてないきゃわいい年頃です、笑。

その夜、カードを見てSDが喜んでくれる顔を夢見ながら、眠りについた息子。

次の日の朝、SDが仕事部屋から戻ってくると、ニヤニヤしながらカードを手渡す息子。

今年のカードには、赤と白のパラソルの下、木々や草花に囲まれた野原に座っている息子、SD、私が、遠くに望む山々を眺める絵に、息子オリジナルの詩が書き込まれていました。

SDがよく言う口癖も書き加えてあったり、よーく見ると3人は手を繋いでおり、そこにはSDに対する息子の愛がたっぷり溢れていて、

うるうる・・・(←母ちゃん、感動)

うるうるうるうる・・・(←SDはもっと感動)

3人だけで作り上げてきた息子の思い出の記憶の中には、一緒に汗をかいて自然の中を歩いてきた思い出が彼の人生の一部にちゃんと組み込まれていることに、SDも私も感動しました。

ビール!チッピー!

それから久々のビールとフライドポテト(と諸々、高カロリーな食べ物)で早めのお祝いランチをしよう!ということになり、海沿いのテラス席があるレストランへ。

・・・・・っとその前に、いつも散歩しているビーチをウォーキングして、お腹を空かせてからレッツゴー。

歩いている最中は「ビールッ!チッピー!(←フライドポテト)ビールッ!チッピー!」と掛け声をかけ合いながら(あ、私の脳内で一人でかけ合ってみました、笑)だったので、

その日は同じコースをいつもより10分も早く歩き終えました(どんだけ早歩きしていたんだか・・・)。

レストランへ着くと、予約していたテーブルへ。

父の日だけど、予約したのも、注文したのも、水やらフォークやナイフを持ってきてくれたのも、SD。

ホントせっせと動く、よく気が利く男、笑。というのも、元夫の方は「俺様はキング」タイプだったので、ちっとも動かない男でした。

息子は全然違うタイプの父親のもとで育ち、彼は彼なりにそれを見て学んでいます。

私の使命は、息子が将来、お付き合いするパートナーをちゃんと尊重し、思いやって助け合いながら、生涯を共に生きるような男に育てること。

今の所、順調に育っています。(よしっ)

「いつも家族のために頑張ってくれて、ありがとう!乾杯〜!イエ~イ!」

息子もSDも私も満面の笑み。時間が止まってくれないかなと思った瞬間でした。

息子はジュースで乾杯

息子の手料理

息子は学校で最近、6週間の調理実習を終えたばかり。

とっても楽しかったようで、息子の料理熱、再復活!・・・なので、晩御飯は息子が作りたいというミートボールのトマトソースパスタを一緒に作ることになりました。

材料も3人で調達。

息子の指揮監督の下、レシピ通りに、ちょっとひと手間加えたミートボールを作ったり、ソースを炒めたりと、息子との料理は楽しく、母ちゃんは息子の成長に、またしてもうるうるうる。

そして、う~んと唸るほどめちゃくちゃ美味しいパスタが出来上がりました。

一番がっついていたのは、この私。あはは。

ありがとう、息子よ。

SDもたいへん喜んでくれました。

「俺が俺が」のタイプではないので・・・

今回確信したことは、やっぱり父の日は、元夫とSDとは、別々に一回ずつ祝った方がいいなということでした。

息子とSDは、小さい頃から仲が良く、二人できゃっきゃっ言って遊んだり、一緒に音楽作ったり、映画観たりなど、とても気が合います。

でも、二人とも元夫の前では気を遣って、元夫の前に出た途端、よそよそしくなります。

元夫の前で息子は、SDとの別れ際にハグすることもないし(普段は力いっぱいハグします)、SDは一歩下がって、元夫を息子の血が繋がった父親として、きちんと顔を立ててます。

なので元夫と一緒にお祝いしていたら、SDも遠慮し過ぎ、息子も気を遣いすぎて、楽しめなかったはず。

SDが「俺が俺が」のタイプではないので、きっと、元夫とここまでうまくやっていけているのですね。

ありがとう、Special dad。

Thank you so much for being an amazing dad for our son,

Love from your special son and your lovely(lol) wife♡

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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来年の父の日も楽しみです。

これからも健康第一でね、Special dad。