こんにちは!みっきおばちゃんのブログにお越しいただき、ありがとうございます。
コロナ真っ只中の時に祖母が亡くなり、鎖国状態のニュージーランドにいた私は、日本行きを断念。
日本の家族へのサポートもできず、何もできない虚無感に打ちひしがれていて、頭がおかしくなりそうな日々を過ごしていました。
そこからどうにか這い上がって復活できたのは、そこに山があったから。
歩けば歩くほど苦しみから解放され、どんどん前向きになり、再び元気になることができました。

最初は、片道20分・高低差140メートルの低い丘からスタート。
それまで運動を全然していなかった私も夫も、ぜえぜえ、はあはあと心臓バクバク。
あまりの体力と筋力のなさに、自分でも呆れてしまいましたが、登りきった後の充実感と達成感に感動しまくり。
たった20分の丘登りで、エベレストに登頂したような気分(笑)。
そんなレベルの私が、この岩ゴロゴロのガレ場を初めて遠くから見た時、

(↑写真だと、全然急登さが伝わりません)
「無理無理無理。あんなの滑落したら死ぬじゃん。絶対、無理!」と私は、登りたがっている夫とは真逆で断固拒否し、来た登山道を戻ってきました。
しかも私は、高所恐怖症。
恐怖のあまりに登っている途中で足がすくんで歩けなくなったり、ふらっと目眩がしたらどうすんの!?という心配で、あそこには絶対登れないなと確信。
それから、もう少し長い距離や急登の山へ登り始めた頃、夫に連れられ、懲りずに同じ山へ。
また同じ所からあの岩場を遠目で眺めると・・・・
「やっぱ無理。あそこにはどうしても登れない。ごめん、夫よ」と2回目も断念。
しかし、人間とは不思議な生き物で、一つ山を登り終えると、もっと難易度が高い山に登りたい!という欲がでてくるもの。
案の定、その後、もっと高くて本格的な山へ挑戦。
前々から夫に登ろうと言われ、ずっと断り続けていた山。
それが知り合いの小学生の女の子でも登ったという話を聞かされたので、「私でも大丈夫でしょ」と高を括り、登ることを決意。
なのに、予想もしていなかった森林限界を超えたザレ場を歩くコースで、マジで死ぬかと顔面蒼白パニックになりながらの登山を初めて経験(あ、息子が生まれる前に元夫に連れられ、絶壁コースを半泣きで歩いたこともありました。今となっては、笑い話)。
バラバラ落ちる岩にカエルのようにはりつきながら登る私。
私が転げ落ちないよう、必死に後ろからサポートする夫。
後々、あの小学生の女の子は簡単な別ルートから登ったと聞き、内心、めっちゃ夫に腹立ちました(笑)。

ここを無事に下山後、やっぱりあの山に登りたいと芽生えたメラメラと燃え上がる気持ち。
そして、迎えたあの山への3回目挑戦の朝。
その日は、無風で雲一つない晴天。
実は、直前まで、あの岩場にチャレンジしたい意思がずっとあったことは、夫には内緒。
とりあえず二人とも準備万端にして山に入り、あの岩場を見てから、登るかどうか決めようという気持ちで、登山スタート。
何にも知らない夫(笑)。
「今日こそ登れるかな・・・」と思いながら歩き続けると、あっという間に、いつも引き返していた地点に到着。
再び岩場に目をやると、私の気持ちは固まりました。
「今日は、あの岩場に挑戦したい。」
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長くなりそうなので、続きは次回にします。
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