インターネットなし生活を送った夫婦の行く末は?

NZライフ

こんにちは!みっきおばちゃんのブログにお越しいただき、ありがとうございます。

先日、家族と電波の入らない大自然に囲まれたニュージーランドの山奥で数日間を過ごしてきました。

ホントのところは、そこに辿り着くまで、全く電波が入らないなんて知らなかったという話(汗)。

山奥の中の宿に着いた時、電波が入るところを探すため、部屋のあちこちを歩いて、携帯を上にしたり下にしたり、振ってみたり・・・。

部屋の中では全く入らなかったので、外へ出てまた再び携帯を上にしたり振っても、No Service(圏外)。

あっ、そういえば、一昔、よく同じことしていたなと思い出して懐かしかったです。

皆さんも、昔、電波を探すのに、携帯をあっちこっちでフリフリしませんでしたか?

そんなこんなで、電波が全く入らない所に来てしまったことに気付いたみっきおばちゃんとそのファミリー。

日本の家族に無事に目的地に着いたともLINEできないし、メールの受信もできない。

天気予報も確認できない。

世の中で何が起こっているのかニュースも確認できない。

私達は毎日スマホ、タブレット、パソコンのインターネットで何もかもチェックし、仕事をし、映画・動画を観ているので、インターネットに繋がらない所で3日間も過ごすというのは、普段の生活から考えると有り得ないのです。

参った。

一日目

初日、一番すぐにインターネットがない生活を受け入れ、頭を切り替えたのは11歳の息子。

息子はまだスマホを持っていないので、息子にとっては特に問題なし。

持ってきた辞書みたいに分厚いハリー・ポッターの本を読み始め、さっさと物語の想像世界へ入った息子。

夫もダウンロード済みの電子書籍を読み始め、私は撮った写真の編集を始めました。

合間にふとメールの確認をしてみると、あ、そうだ、インターネットに繋がらないんだったと思い出し、

その後も度々ニュースや天気予報の確認しようとすると、圏外だったことを思い出す。

夫も「インターネットに繋がらないなんて、もどかしい〜!」と叫びだす始末。

私達夫婦が徐々に苛つき始める横で、息子は余裕でハリー・ポッター読書中。

えっ?

やっぱりこれって私達はインターネット依存症だったのか・・・。

インターネットに接続できないと、室内での仕事・雑用・娯楽が完結しない。何にもできない。

私達は、どんだけインターネットに頼って生きていたのかを再確認したのであります。

することないので、夜は早く寝ました。おやすみなさい。

二日目

朝から山奥の更に奥の山奥へと探検しにいった我が家。(奥が多過ぎ)

お昼休憩をしていた夫が携帯をふと見てみると、なっ、なんと、

電波入っている〜!

何でこんな山奥の方に電波が入っているのか、不思議。

夫は早速、ニュージーランドの家族に連絡を取り居場所を説明。ついでに日本の家族にもLINEを送ってもらいました。

宿に戻ると、息子は再び余裕で物語の世界に入り、私達夫婦もインターネットとは無縁のことをして過ごしました。

何だかとっても平和。

自分にとって不必要な情報が何も入ってこない。

私は晩御飯の準備をしたり、暖炉を眺めながら色々考え事をしていると辺りはもう真っ暗。

寝る前に外へ出てみると、これでもかというぐらい物凄い数の星。

今にも降ってきそうな満天の星空。

こんな夜空、見たことがない。

感動で心震える。

私という一人の人間の存在は、宇宙から見るとアリよりも小さな生き物で、自然や宇宙の世界の深さと偉大さに圧倒されまくり。

星にやたらと詳しい息子が、天の川銀河や南十字星、オリオン座など説明してくれました。

家族で浪漫を感じた夜⭐

では、おやすみなさい。

最終日

毎朝、ニュース・天気予報・メールの確認は欠かさずやってきた私ですが、もちろん何も確認できません。

あるがまま、自分の五感だけ・目の前にある情報だけを頼りにその時を生きていく。

これぞ無為自然の世界?

前日から感じていた清々しい気持ちが、その日も朝から続いています。

空が段々と明るくなってきたので、外へ出ると朝日が昇り始めていました。

霧に包まれた山の上から昇る朝日がなんと幻想的なことか。

大切な人達にも見てほしいなと何度も何度もシャッターボタンを押すみっきおばちゃん。

自然を前にして、自然の美しさや偉大さに勝るものはないと心が洗われたような気持ち。

インターネットなんてもうどうでもいい。

とその時は、完全にインターネットの存在を忘れていました。

帰宅後

心が綺麗になって、浄化されたような気持ちで帰ってきた私達。

私達がどこで何をして生きていようが、インターネットに繋げてニュースをチェックしなくても、メールを送受信できなくても、世界は目まぐるしく動き続けています。

時代の流れについていけるように、そして周りの人達に置いていかれないように、無意識のうちに必死になっているうちに、テクノロジーに翻弄されていたんだな・・・。

これまでインターネットにどれだけ依存して生きてきたかを気付けた旅でありました。

帰宅後落ち着いてから、メールやニュースのチェックをした私達夫婦。

夫はこの3日間、本当に終始穏やかで優しい顔をしていましたが、ニュースやメール、SNSをチェックした直後からまた眉間にシワを寄せたベートベンになりました。

自分にとって関係のない情報をインプットすればするだけ、心が疲弊してしまうことをまさに証明してくれた夫です。

翌日の朝、全然眠れなかったと言って起きてきた夫。

この3日間は、爆睡だったのにね。

きっと彼にはインターネットのない自然の世界が合っているのかな・・・。

私もインターネットのない生活が心地よかったなぁ。

もっと静かな山奥に暮らした方が、私達にとってはいいのだろうか?

老後どうしよう・・・。

参った。

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