本日のおすすめ本(洋書)は、8歳から15歳向けに書かれた推理小説(物語)です。
読み終わってからこの本のレビューを見てみると、子供だけではなく大人にも好評で、かなりの高評価でした。
英語学習者にとっても読みやすい本かなと思います(英検2級以上ぐらいのレベル?)
それがこの本↓


全部で298ページ。書かれている英字もさほど小さくなくて、読みやすいです。
「げっ!これを読まないといけないの?」と気後れしない程度の文字の大きさと量。
そして、一つ一つの章も、長すぎず丁度いい感じ(英語学習者のレベルによって違いますが、毎週1章頑張って読むのも良し、毎日1章もOK、毎日5章以上読み進めるのもGOOD)。
色々な単語で描写を説明してくれるので、そのシーンを想像しやすいかと思います。

さて、この推理小説(物語)の主人公は、12歳の女の子。舞台は1919年。
ちょうど第一次世界大戦が終わった翌年(目頭が熱くなるシーンもあり)です。
あの時代に生きた少年少女、家族とその周りにいる人達のお話。
(作品の詳しいあらすじは、書きませんのでご心配なく!本の後ろのカバーに書かれていることをちょこっと書きます)。
主人公の母親があることをきっかけに病に倒れ、そこから家族の歯車が狂っていく様子が描かれています。
心機一転のために家族で移り住んだ「Hope House(希望の家)」は、多くの秘密と謎に包まれていました。
そして、主人公の父親が不在の時に限って、次々と主人公に困難が降りかかってきます。
(無料で試し読みされたい方はこちらをクリック↓5章の途中まで読めます。)
(電子書籍版は916円、ハードカバーは2817円。)
社会的地位の高い大人に振り回されながらも、最後まで諦めなかった主人公の姿に、読者は気付かされること、学ぶことが沢山あるのではないでしょうか?
その他に読んだ感想でお伝えしたいことは沢山あるのですが、それしゃちゃうと面白くなくなっちゃうので、その続きは、物語の中で♡
ただ一つだけお伝えしたいこと。
作者は若者に「自分を信じ、決して諦めない大切さ」と、
「世の中には、権力でねじ伏せようする威圧的な大人ばかりだけではなく、理解のある優しい心を持った大人もいる」
ということを伝えたかったのではないかと思います。
読後感は人それぞれなので、これは一読者としての感想ですが、私の心にはそのようなメッセージが伝わってきました。

実は、この作者の3冊目を12歳の息子と私は先に読んでおり、彼女のデビュー作のこの作品を、息子が図書館でたまたま見つけて借りてきたという経緯です。
3冊目はまた今度ご紹介させていただきますが、とても楽しかったので好きになった作家さんのデビュー作を息子が読んだ感想は、「3冊目よりも断然に良かった」でした。
息子は読んで楽しかった本を、私にも読んでもらいたくってしょうがないらしく、読め読めとしつこいので根気負けして、仕方なく読むというのが我が家のパターン、笑。
一方で、息子がどんな話を読んで、何を考え、何を感じたのかを理解するのに、英語の読書を通じて知ろうとしている私もいます。
この本にご興味を持たれた方、英語の勉強も兼ねて是非読んでみてくださいね。
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました♡
それでは、また!
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