【離婚】DV・モラハラからの脱却。

new beginning 人生山あり谷あり

こんにちは!みっきおばちゃんのブログにお越しいただき、ありがとうございます。

最近になって、「モラハラ」の意味を深く知りました(おそっ)。

その説明を読めば読むほど、その説明を書いている方は元夫のこと知ってる?元夫のこと書いてる?え、どういうことー?みたいな感じで、目を丸くして「そう!そう!」と共感しまくりでした。

多いんですね、モラハラでもがき苦しんでいる方々が。

「モラハラに負けないの会」でも立ち上げようかと思うほどでした(笑)。

本日の離婚エッセイは、ちょっとヘビーな内容です。

結婚相手との関係で一人悩んでいる方、離婚を本気で考えている方、DVやモラハラで苦しんでいる方の支えに少しでもなれれば、嬉しいです。

題「出会った頃のあなたはどこへ」

作り上げられた虚像

彼に初めて会った時、自分の家族の写真を見せながら嬉しそうに話してくれた彼に、彼女は家族愛を感じた。

ユーモアのセンスが抜群で常に人を笑わせ、周りから慕われていた彼はいつも人気者だった。

それが、彼女の脳裏に作られた虚像の彼で、20歳前の夢見る夢子はその彼に恋をした。

彼と出会ってから11年という歳月の中で、最後の2年に結婚、出産。

その後、作り上げられた虚像の彼をなかなか忘れられなかった彼女自身と決別するため、彼女は赤ん坊の子供と家を飛び出し、離婚した。

初めて訪れた恐怖

今振り返ると、彼女にとってあの時が初めて感じた恐怖だったかもしれない。

彼らが付き合いだして間もないあの日、彼の荷物を段ボールにまとめ、一緒に郵便局へ行った時のこと。

重い段ボールを持って歩いて約20分、辿り着いた郵便局は既に閉まっていた。

それを知った彼はその段ボールを地面に叩きつけ、突然、狂ったように罵り言葉を発しながら段ボールの箱をものすごい勢いで蹴り出した。

今までにこにこ笑顔だった彼は、もうどこにもいない。

その時彼女は、呆然と彼の一連の行動を見ていたのだが、外国人がキレるとみんなこんなものかなと咄嗟に、そして勝手に思い込んでしまい、その思い込みが後々、彼女を苦しみ続けることになった。

心を落ち着かせた彼は、またいつもの優しくて面白い人に戻っていた。

暴力の日常化

それからだ。

彼と長くいればいるほど、彼は自分の思い通りにいかないと、突然、激高したり、ありえない言葉で彼女を罵ったり、人格否定や暴言を吐いたり、物を投げてきたり、精神的・言葉の暴力が日常化した。

酷い時は、彼女の体中にはアザができていて、何度かこのままでは殺されると思い、友人の家や安い宿をとって避難した。

彼とのことは、彼女は親しい友人一人にしか話しておらず、彼女は平静を装って毎日仕事に行き、仕事中はいつものように笑顔で冗談を言っていた。

それから時間をおいて家に戻ると、そこには穏やかな彼が待っていた。

逃げたことに対して何故か罪悪感を感じていた彼女が彼に謝り、仲直りをして、また元の生活に戻る。

これがいつものパターンだった。

出会った頃のあなたはどこへ行ったの?と彼女は何度も自問した。

また彼は出会った頃のようにきっと優しくなってくれる。

そう彼女は思いたかった。

出会った頃の彼が、本当の彼。今の彼は、ちょっと違うだけ・・・。

彼をこうさせてしまっているのは、彼女自身の責任。

「自分が悪い」と彼女は言い聞かせた。

正常な判断ができなくなってきていた。

思考回路の崩壊

状況は悪化するばかり。

将来に絶望し、悲観した彼女は、思考回路が崩壊し始め、もうこの世からいなくなった方がマシだと思うようになっていった。

何度も絶壁がある崖へ車を走らせ、このまま落ちたらどんなに楽だろうかと思ったが、直前で彼女の家族の顔が思い浮かび、再びハンドルを握り、彼が待つ家へと引き返した。

それから長い年月が過ぎ(実際は短かったのだが)、彼らは結婚し、子供が生まれ、家族や周りからは順風満帆な結婚生活を送っていると思われていた。

結婚を機に、彼の実家がある街へと引っ越したことも、状況を悪化させる原因となった。

なぜなら、彼と彼の母親の性格が瓜二つだったから。

目に見えない威圧感と支配関係で、彼女はダブルパンチを常に受けている日々へと突入した。彼らを怒らせないようにと、彼らの顔色をうかがう毎日が始まった。

心の変化

子供が生まれたことで、彼女の中で何かが変わり始めていた。

将来、子供が結婚する時、子供には結婚相手を罵るような人にはなってもらいたくない、結婚相手と尊重し合ってお互い平等な関係を築いてもらい、そのためには、まずは彼女自身がこの状況から抜け出さなければならないと、強く思い始めていたのだ。

皮肉にも、暴力とモラハラの彼に洗脳されストップしていた彼女の思考回路を、彼と彼女自身の子供が元の状態に戻してくれた。

彼女はやっとそこで目が覚めた。

これは尋常ではない、健康的でない夫婦のあり方だということを。洗脳から解き放たれた瞬間だった。

洗脳から解き放たれるまで少し時間がかかってしまった。

出会った頃の彼が虚像であり、今の彼が実像なのだ。暴力まみれの彼こそが、本当の姿。

それに気付いた彼女は、すぐさま、行動を開始する。

家と外の顔

彼女は、女性保護シェルターへと相談に行った。一部始終を説明し終わった時、涙がどっと溢れた。

「みんなそうよ。人前では、フレンドリーで優しい人が、家では暴力を振るっているから、何も真新しいことじゃない。今後も、やたらとフレンドリーな人に出会ったら気をつけてね。」と泣き崩れている彼女の肩にそっと手を置いて、相談員は言った。

相談員は、警察の電話番号が書かれた紙を彼女に渡した。彼女が住んでいた街の保護シェルターと警察は連携しているからだ。

その後、彼女は生まれて初めて警察に電話した。

以前にも何度も警察に電話しようと思ったことはあったが、激高した彼からの反撃が怖くてできなかったし、洗脳されていたので、また虚像の彼が戻ってくることを願っていた。

でも、洗脳から解き放たれた彼女は、もう何も恐れるものがなかった。

いつもと少し様子が違ってきた彼女に対し、彼は更に彼女を支配しようと圧をかけてきた。

その一方、彼女は弁護士にも相談しにいって、着々と強力な支えと助けを得ていた。

公的な機関で、助けてくれる人がいることを知って彼女はホッとした。

また、離婚経験者のある友人から「家を飛び出す準備をしていることを、絶対に彼に知られてはいけない」とアドバイスをもらい、彼女はその時がくるまで息を潜めて待った。

最後の朝ごはん

その日は、冬晴れで清々しい朝だった。赤ん坊も朝からご機嫌。

普段どおり笑顔で彼を仕事に見送った後、彼女は物凄い勢いで荷物をスーツケースに詰めた。

彼女の物はほぼそのままにし、まだ赤ん坊だった子供の物だけを持って家を飛び出した。

家を出た瞬間、彼女は一度も後ろを振り向かなかった。

彼と過ごしたその家に、未練も悲しさも何もなかったからだ。

ぶどう畑の中を車で走り抜けながら、彼女は、これから待ち受けている難題を一つ一つ乗り越えて、その日その日を精一杯生きてやろう、これまでの時間を取り戻してやろう、絶対に幸せになってやろうと心に誓ったのだった。

それから11年、その日の朝ごはんが、彼と彼女が一緒に食べた最後の朝ごはんとなったのである。

つづく。

新しい人生を歩みだすきっかけ

最後までエッセイをお読みいただき、ありがとうございます。

このエッセイを通して、今、彼女と同じ状況にいる方々の何かの気付きになることを祈り、新しい人生を歩み出すきっかけになってほしいと思っています。

そして、結婚相手との支配関係に置かれた状況で、将来を絶望・悲観しても、生きることだけは絶対に諦めないでほしいとも思っています。

生きていればきっと良いことがありますから・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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